色校正印刷で確認する対象が、ポリエチレンやラミネート関係の場合、紙製品などと違い実際に印刷の版を作成して、グラビア印刷機で印刷する以外に実際の製品の印刷に近い色での校正印刷はできません
インクシェット方式や、レーザー印刷方式(複合機など)湿式電子写真方式、昇華型転写方式、加熱写真方式、などで構成印刷で、色校正をしている場合もありますが、厳密には参考程度と考えた方が良いかともいます
理由といたしましては、
レーザー印刷方式の複合機で、色合いの確認や色見本とする場合でも、注意が必要です。複合機のメーカーによって、同じデーター、同じイラストレーター(バージョンが同じの場合も含む)などでプリントアウトした場合でも、色合いが大きく違ってしまいます。そのため、リコー、キャノン、富士フィルム、コニカミノルタ、シャープなどでは印刷色が違うことを前提に考える必要があります。
また、PCで色を確認をする場合も、PCの画面の明るさの設定やグラフィックボードなどの違いで、厳密には、同じ色合いに表示されることはありません
上記の方法の場合は、実際のグラビア印刷方式にての印刷では無いため、本製品を製造するためにグラビア印刷ををした場合と色合いが大きく異なることがあります
そのため、ポリエチレンやラミネートフィルムに印刷をする場合、校正機にて色校正を提出する場合は、色合いの違いに関して、お客先に十分説明をするまたは、色校正の違いに関する書面などを一緒に提出することが必要と思われます
このような事があるため、印刷立会などで色を確認してもらう必要が現在でもあるのです
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