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インフレーション法

空気で膨らませてチューブ状に膨らませてチューブ形状に製造する方法です
LDPEのインフレーション HDPEのインフレーション シートのインフレーション
インフレーション_LDPE インフレーション_HDPE インフレーション_シート
インフレーション機の説明
1) 構成 8) エアーリング
2) 押し出し機 9) 安定板
3) 駆動部分 10) ピンチロール
4) スクリューとシリンダー 11) 巻き取り機
5) ブレーカープレート 12) 折幅調整計(チューブレギュレーター)
6) 原料ホッパー 13) コロナ放電処理
7) ダイ ※ ブロー比は、1.5以上が強度的に望ましい
熱可塑性樹脂をフィルム化又はチューブにする一般的な方法です。合成樹脂の射出成形法と同じく、シリンダー内で加熱しスクリューで加圧した溶融状態の樹脂を、押し出し金型の吐き出し口(ダイのリップ)から押し出し、冷却工程を経て成型する(ダイ、冷却方法などの種類があります。)。
環状ダイのリップ部分から、チューブ状に材料を押し出して連続的に成膜します。環状ダイの中心には、空気孔があり、ここから空気を送り込んでチューブを適正なブロー比にて膨張させ、ピンチローラーで引っ張りながら、冷却して巻き取る。「送り込む空気の圧力の調整」にてチューブの折径(幅)を調整し、「ピンチロールの引っ張り速度を調整」にてフィルムの厚みの調整を行います。通常は、空冷にてフィルムを冷却いたします。
ポリプロピレン(IPP)および一部のLLDPEなどは、空冷ではフィルムの透明性が劣ってしまうため、”水冷”にて冷却しています。この場合は、通常は下から上へフィルムを成膜しますが、機械の上部に環状ダイを下向きに設置し下向きに成膜して、水冷にて冷却を行い巻き取って製造いたします。
インフレーション法は、Tダイ法と比べて、一般的にフイルムの厚みや幅の制御が難しく、精度はあまりよくありません。
マスターバッチを使って、機能性袋(フィルム)が作れます
・昇温防止剤 ・ノンカーボンブラック ・耐候安定剤
・耐酸性HALS ・紫外線吸収剤(UVカット) ・帯電防止剤(静電防止剤)
・防曇剤 ・消臭剤 ・抗菌剤
・難燃剤 ・防錆剤 ・粉ふき防止剤
・酸化防止剤 ・スリップ剤 ・アンチブロッキング剤
※上記以外も、お気軽にお問い合わせください

ポリエチレンの豆知識
1) ポリエチレンの原料について 8) ゲル(フィッシュアイ)
2) ポリエチレンの分類と呼び方 9) ブロッキング
3) 一般的な種類の名前 10) 偏肉
4) 一般的なポリエチレンの比重 11) 強度
5) ポリエチレンの性質 12) 黄変(おうへん)
6) フィルムに要求されている性質 13) 添加剤について
7) ヒートシール性 14) 略号及び表記について

ポリエチレンのちょっと” まめ知識 ”
ポリエチレンはPechmannのドイツの化学者ハンスによって最初に合成されました。そして、ジアゾメタンを熱している時に、ハンスは1898年に偶然にそれを見つけました。彼の同僚オイゲンバンベルガーとフリードリヒTschirnerが白(彼がつくったすべすべの物質)に特徴づけました。CH2-は鎖をつくって、それをpolymethyleneと呼びました。

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