T-ダイ法(フラットダイ法)※シート形状に成形するフィルム製造方法 |
T字型のダイによりシート形状でフィルムを作成する方法です。溶けたたポリエチレン原料を、細い直線状の隙間(フラットダイとも言われます)から押し出してフィルム(シート)を製造 | |
フィルムの厚みをリップ(フィルムが出る部分)の開口幅やチョークと呼ばれる弁で調整 |
◆ | T-ダイ法は、インフレーション法と違いシート状にて製造するため、厚みの斑(むら)が少なく平面性が良くフラットなフィルムの製造ができます |
◆ | フィルムをスリットしながら紙巻に巻き取り、一度に数本分を製造することもできます |
◆ | ラミネート袋を製造する場合はこの方式で製造したフィルムを使用 |
◆ 製造するフィルムの種類について(フイルムの一例です) |
※ OPPやCPP、ラミネート使用するフィルムやシーラントフィルム、ストレッチフィルムなどの製造に使用 |
OPP | 二軸延伸ポリプロピレン(オリエンテッドポリプロピレン) |
CPP | 無延伸ポリプロピレン(キャストポリプロピレン) |
CNY | 無延伸ナイロンフィルム |
PA | ポリアミドの種類にナイロンが分類されるため(二軸延伸ナイロン(ONY)) |
PET | 二軸延伸ポリエステルフィルム(ポリエチレン テレフタレート) |
※ 【フィルム製造後にラミネートをする場合】 | |
フィルムに印刷を行った後にドライラミネートをする場合は、左の図のような機械を使用 |
※ 【フィルム製造時にラミネートをする場合】 | |
フィルムに、紙、樹脂、アルミ箔などの基材に、熱圧着・接着剤を使用して製造 |